ありがとうを言えてただろうか

気にかけていたドラマーが病気だったと知った。
今はもう回復したらしいけど。

特に連絡先も知らないし、一回会っただけだし、大した話もしていないけど、私の腐ったような人生に、彼は防腐剤を突っ込んでくれた。
彼、なかなかイケメンだったなぁ。

そんな防腐剤は病気だったらしい。
今は元気だという噂。
いらん噂は早く回るのに、欲しい噂はなかなか来ないね。
ヘルニアとか腰の病気じゃないといいね。

防腐剤は私のヒーローだ。

ピューっと吹くなんとやら

月曜日に龍笛を買って先生についてもらいました。
本当は笙が欲しかったんだけど、電話した先が龍笛の先生だったので龍笛になってしまったんです。プラ菅(プラスチック製)で6千円。本管(本物は竹でできている)は最低価格が3万〜だったような。もちろんプラ菅でじゅうぶんです。
あとで調べたら笙は安くて10万〜というお値段でした。手が出せませんね。
練習についた先生が大変厳しい方で参ってしまいました。高圧的な人間は自分一人で十分なのです。
持ち方を教わり、見よう見まねで吹くものの、音が出なくて非常に情けなくなりました。簡単に音は出ないんですね。1時間の授業で最後にようやく音らしきものが聴こえました。でも音じゃない。
うまくいきませんね、笛も人生も。

今日はゴルフ場横で20分くらいピーピーと吹いてきました。
音はギリギリ出るんですが長く続きません。
次の練習までに音を出したいんですが、果たしてうまくいくでしょうか。実に不安です。

覚えてないけど覚えてる。

週末にライブがあった。
昔スタッフしてたバンドの。
スタッフっつっても何もしないで、メンバーに構ってもらうだけだったけど。

そのバンドは一昨年にベースとドラムが抜けて、サポート入れたけど結局ダメで去年解散した。
そういえばリズム隊の脱退理由は方向性の違いで、いかにもだったな。
フロント二人はブルハになりたくて、ベースはファンクがやりたくて、ドラムはジャズがやりたくて。
そりゃ、無理だ。

もうこのメンバーじゃライブを見れないのかなと思ったら、ふらっと再結成してくれた。

嬉しくて死にそうになるのも悪くない。

1年半ぶりに見る彼らは素敵だった。
ドラムのカウントで涙が出た。
フロアの客が踊って、泣いて、笑ってくれた。

あぁ、よかった。幸せだ。
このまま死んでもいいかもな。
一緒に対バンしてくれた人たちも、今まで見たことないくらいいいライブをしてくれた。
これ、今のところ人生でベストのライブだよ。

ちょっとドラムが固かったけど別にいいや、もうドラムが固いのも許すよ。筋肉痛になるくらい頑張ったんだから許すよ。
東京から見に来てくれた友達が、ベースが上手くなったと誉めてくれた。本人に言おう、きっと喜ぶから。多分解散してから一番うまくなったのはベースだろうなぁ。
別の友達はボーカルの写真を沢山撮ってくれていた。始めて見るバンドをあんなに熱心に撮ってくれてありがとう。動きが変だからぶれただろうに。


あぁ、こんなに好きなバンドが他にいただろうか。
言葉なんて糞。言い表せない私はもっと糞。

派手なことなんてしなくていいから、1年に2回くらいでいいからライブをして欲しい。
糞みたいな私には、そんくらいの事が生きる希望になるんだ。

映画「40歳問題」

フライングキッズのボーカル浜崎貴司とモンドグロッソ大沢伸一真心ブラザーズのギター桜井秀俊という、音楽性の全く違う3人を40歳というひとつの視点から見たドキュメンタリー。
私、映画を全く見ないのでわからないんですけど、これいまいちでした。
最初ポスターで見たのには「バンドブームに乗っかり、そのままデビューした世代は今40代になり」とか「結婚、離婚、出産、親の介護問題など」なんて文が載ってたから期待してたのに、結局ほとんどが表面をなぞるだけ。バンドブームなんて言葉一回も出てきやしない。20代でデビューした昔と40代になんとか音楽を続けている今がもっと見られると思っていたのに。この映画のどこらへんがドキュメントなんだろうか。
40代の有名人(リリー・フランキースチャダラパー新田恵利に小川直也など)に40代とは?みたいな質問する場面もあったけど、深く堀下がってもいなかったし、ぶっちゃけいるのかどうかも疑問。そんな時間あるならもっと掘り下げるべきところあったんじゃないだろうか。
中心になる内容は、浜崎・大沢・桜井の3人で曲を作るということ。
これが見てて胃が痛くなった。
まず浜崎と桜井はバンド出身だから「音楽に対する上手な妥協の仕方や折れかた」をわかってるんだけど、大沢はピンだから、その辺の妥協が一切できない。そしてフロントマンの浜崎はどんどん作っていく。それが気にくわない(音楽性も相当違う)し、どうにか自分がかっこいいと思う作品に仕上げたい大沢。その間を取り持とうといろいろ気をつかう桜井。
見てて辛かった。人がぎくしゃくしたり、「あぁ、仲良くないんだろうな」と感じるような画を、誰が金払って見たいかよ。
最初は「作品はレコーディングだけで、ライブはしない」というはずだったのに、最後のカットは3人がライブをするところ(ここでも大沢がギターを叩き割り暴走)で終わり。その間が完全にはしょられてる。
そして案内役として出てきたスネオヘアーの存在意義とは?

3人のよっぽどファンじゃないと見れないし、バンドやったり音楽やってない人にはわかりづらいんじゃないのか?この映画。
でも映画見てモンドグロッソのCD欲しくなった。この人相当作り込んだ音楽やってそうって感じたから。妥協ないだろうし、命かけてやってるだろうと。
あと桜井は大沢に真心のリミックス頼めばいいのにと。この二人は話せばわかり合えるはず。

この映画で得たものはそれくらいかな。
まず40歳問題の前に、私には30歳問題があるからなぁ。感覚的に無理だったのかも。

ZAZENBOYS@名古屋クラブクアトロ

前日に発券したときに嫌な予感はしてたんだけど、まさかまさか。
あんなに人がいないとは。
ひなっちが脱退して客層が変わったのかな?思い出してみると、テナーTシャツ着てる人いなかったなぁ。
やっぱりそういうことなのかな。
500人以下と思われるクアトロでザゼンを見るのは初めてだ。

とにかくスゴかった。
練習、半端ないんだろうな。ピタッと決まる。音も、空気も。
鳴らない時に、本当に音が鳴らない。
普通鳴るのに。間延びするのに。全くしない。
聴く人が聴いたらずれてるのかもしんないけど、私の素人耳ではジャストなオンタイムでバチっとハマる。ちょっと恐ろしいくらいに。
一郎のベースは癖がない。多分向井のやりやすいように調教してんだろうな。
途中、リズムマシーン鳴らしながらドラム叩かせて(そう、叩かせてって感じなんだ)、ギターとベース弾かさせて、向井はそれを眺めながらタバコを吸っていた。
あぁ、バンドを完全に自分のものにしてるんだ。と思った。
向井はひとつ何かを完成させたのかもしれないね。

砂漠からKIMOCHIそしてコールドビートへの流れは最高。
特にキモチからの松下敦のドラムは鬼のようだった。
叩き方とかスタイルは私の好みのドラマーさんではないけれど、あの叩きっぷりはヤバイ。
あのドラムを思い通りに操る向井が怖い。

2年ぶりに見たんだけれど、知らない間に一番盛り上がる曲がリフマンになっていた。半透明じゃないんだね。

若干の浦島太郎感覚を味わったけど、ダルマも聴けたし、フライデーナイトのカシオの変なダンスも見れたから満足。
一郎のベースがスタインバーガーじゃなかったのは残念。あれで聴きたかったな。
人少ないから踊りやすかった。


やっぱり変態な向井は素晴らしいね。

ブルースは聴けない

abikoajiko2008-12-22


友達の家でレコードを聴きながら鍋を食べた。
白菜ももやしも誰かと一緒に食べればめちゃうまい。

パブリックプレッシャーはYMOのライブ盤。
これがむちゃくちゃ良かった。
友達とビックリしながら聴いていた。
ジャケットがかっこいい!と友達が騒ぐ。
そしたら急にデザイン雑誌を読み始めた。「YMO聞いてたら感化されて読みたくなっちゃった」らしい。
これ聴いたあとに普通のライディーンを聴いたんだけど、なんか物足りなさを感じた。
それほどまでにライブ盤がよかったんだと思う。


友達がお風呂に入った隙にブルースのレコードをかけた。
ブルースは嫌いだけど、レコードで聴くのは悪くなかった。
音楽の趣味って、やっぱり気分なのかな。