LAST TARGET

友達に誘われて、友達の弟がやっているというLAST TARGETというバンドを見に行きました。
最初に誘ってもらったときは絶賛活動中だったんだけど、行ったときには解散が決まっている状態でした。
バンドって生ものだから、いつどうなるかなんてわからないと思うんです。だから見られるときに見ておきたいし、見られなかったことで後悔したくないって思うのです。
そういう意味で、解散前に見られてよかった。
私の周りのバンドマンもパンクが大好きで、私もパンクバンドには一応の慣れみたいなもがあるんですが、冷静に考えると私の友達は「ガレージパンク」ばかりで、今回見に行ったLAST TARGETは私の普段耳にしない分類のパンクスでした。全身刺青って感じの。鋲がたくさんついてる感じの。髪の毛金髪でツンツンな感じの。
正直なじめるか不安だったんですが、音楽なんて伝えたもん勝ちじゃんって改めて思いました。
ボーカルのryokoさんは生き様をステージに思いっきりぶつけていました。友達が「ryokoさんはカリスマだよ!」と言っていたけど、確かに。
MCで「この場にいるバンドマンどもよく聞け。ステージで大事なもの、ライブで大事なことは演奏力でも高い機材でもない、生き様だ」って言った瞬間に、私は別にバンドマンでもなんでもないけど、痛いところを突かれた気持ちになりました。これってなんでも当てはまるよなって思ったんです。これから自分がどう生きるかってことをステージから教えてもらった気がします。
普段私は歌詞なんてどうでもいいって思いながら聞いているので、歌詞の内容なんて頭に入ってこないんですが、この人はくさい部分もあったけど伝えようって必死になっている「生き様」部分を見て心打たれるものがありました。
パンクの人っていうのは本当に純粋なんだろうと思いました。純粋だからこそ痛みをわかりたいと思うのかもしれないと。
私はパンクスではないのであくまでも予想なんですが。
日ごろ触れることがない音楽に触れる機会はとっても新鮮で楽しかったです。