嘘つきバービー@アポロシアター

4バンド出たアポロシアター。うん、4組くらいがちょうどいい。

一番手は六畳人間
前見たとき全然良くなくて二度と見たくないとすら思ったけど、昨日は良かった。
前見たときドラムがまとまりのない印象を受けてイライラしたんだけど、今回はまとまっていてとてもかっこよかった。無駄なものがそぎ落とされてるような。上手かどうかは私にはわからないけれど、かっこよくなってるというのは自信を持って主張したい。
曲はどんどんポップになっていっててなんとも言いがたい。昔の気持ち悪い雰囲気が好きだったので残念といえば残念。でも聴きやすくなっているから広くいろんな人の耳に入るかもしれない。それはとても大きなことだと思う。
ボーカルの高尾さんが高円寺20000VのTシャツを着なくなったのは何か意味があるんだろうか?進化の過程として彼はあのTシャツを着なくなったのか。それとも単に忘れたのか。
ボーカル高尾さんが暴走しているなと思ったが、それ以上にドラム伊藤さんが暴走しているのに気づく。それはもうかっこいいのだ。
ただ二人が目立つ反面、ベース杉原さんの印象が薄い。二人の暴走を止めに入るのか、それともそれを助長させるのか。どうなんでしょうな。次に期待。


二番手ムーディー
良くなってた。前見たときよりずっといい。
残響レコードからCD出すなんてとってもすごいことね。
ギター3本とベース、ドラムのインストバンド。多分ポストロック。
リズムとかコロコロ変わったり元に戻ったり。
カオスっぽい雰囲気を出すんだけど、完全な秩序があるような気がする。だから曲の展開が読めないわけではない。
若いのに上手で感心してしまう。ただちょっと、飽きる。うむ。


三番手嘘つきバービー
久しぶりに「バンドっ!」って感じのライブに来た気がした。
音が出た瞬間の瞬発力が大きくて勢いをとても感じる。
なんでかわからんが「たま」を思い出した。
このバンド、相当センスがいい。おしゃれって言葉は似合わないんだけれども。

無邪気な子供がやってきて「ここねー貞子が出る井戸なんだよー!」って教えてくれて、ちょっと気持ち悪いなと思いながらもその井戸の中をのぞいて、桶をおそるおそる手繰り寄せたら中から泥にまみれたきれいなポップキャンディーが出てきた。

って感じの音楽。嘘つきバービー
頭がいいと思う。とても。馬鹿を演じてるような気がする。
こういうバンド好きだなぁ。また見たい。


ラストMWML
バービー終わったらフロアの4分の1の客が帰って行った。トリはバービーにしたほうがよかったのでは?
モーサム好きならきっと好きだろうな、と思った。 が、私は好きじゃない。
1曲目聴いて帰宅。時計見たら10時過ぎてるし。長い。