ハウルTHEブルース@渋谷屋根裏

渋屋根に来るのは2回目だったけれど、思った以上に良い箱ではなかった。
ステージも客席も広めなのに音が悪い。それは仕方ないか。

ハウルTHEブルースの遠征を初めて見る。
それが、なかなか悪くないのだよ。
おかしいくらいにバンドが渋谷屋根裏に合っている。
糞バコ(失礼)に似合うバンドって褒め言葉になるんだろうか…。
ハウルのボーカルはたまに「清志郎っぽい」と言われることがあるけれど、そういえば渋屋根の看板は清志郎が書いている(だからどうした)。
ステージの使い方も上手で、うまく使いこなしてる感がある。初めてなのに。
この日初めて「脳内ケイゾク革命」という新曲をやったんだけれども、これが見事なシングル曲だった。シングルとして出せるだろというくらいキャッチーで万人に受ける曲。
こういう路線が続けばきっと箱を選ぶことなくライブが出来るのにと思う。
前にハウルは「高円寺に行ったほうがいい」と言われたが、いや、高円寺に行っては行けない様な気がする。もし高みを望むなら高円寺は避けるべきではないかとこのとき思った。

東京の多くの(といっても30人いないくらいの)お客さんはみんなリズムを取りながら聴いていた。
やっぱライブ慣れしてんのかな、楽しそうだし。
と思っていたけど、他のバンドの演奏中に座ったりしている人たちが結構いた。
全員が立ってライブを見てくれてたのはハウルの演奏中だけだった。

もしかしたら東京の客って名古屋よりもシビアなのかもしれない。

全員を立たせる事が出来ただけでもすごいんじゃないかな、と感じた。