SAKAKE BROTHERS WITH THE BAND@新栄DOXY

今ハマっている名古屋のジャズバンドの、お師匠さんがやっているというバンドを見に栄に。
砂掛さんという兄弟が中心になってやっているジャズバンドだ。
ちなみに砂掛のお兄さんがドラム、弟さんがギターで、どちらも若くして渡米し音楽を学んだり、帰国後は20代前半で音楽学校の講師を務めていたり、花のある経歴を持っている。
そういう人たちの音楽っていうのは私のような凡人に理解できるのか不安になったが、ものは経験と思いライブを見ることにしたのだけれど、これがすばらしかった。
正直に言えば何がすごいとか何が良いとか全く分からないんだけれど(ダメじゃん)、とにかく「凄い」ということを耳ではなく体で感じた。
ドラムがスティックを振り下ろす(見た目はかなり楽に振り下ろしていた)。
その瞬間、スネアの「ポン」という何でもない音が、とんでもない音だった。
瞬間に鳥肌が立った。
ぞっとした。寒気がした。
たかがスネアの音で、と思うけれど本当にびっくりした。
ドラムだけじゃなく、ギター、ベース(見た目が若いなと思ったら二十歳なんだそうだ)、鍵盤、サックス、トランペット、どれをとっても魔法みたいだった。

一緒に行った友達が「泣きそうになった」というくらい。

魔法使いの集団がいる。
絶対に多くの人に見てほしいと思うバンドだった。