加藤義明(ex村八分)・ハウルTHEブルース@新栄クラブロックンロール

実はこの日のお客さんの入りが全然無いかもしれないと懸念されていました。
バンド側にはライブハウスから「30人くらい呼んでくれ」と言われたらしい。

実際には加藤義明さんのライブの時には大盛況でした。
しかしトップバッターのハウルTHEブルースの時はお客さんの数は10人くらいでしたけど。

そのハウルTHEブルース、最近は踊れる曲が多くてとてもノリやすいんですが、いかんせんお客さんの空気にのまれやすいのが惜しい。
この日もお客さんが少なかったと言う事も災いしてなんだかバンド全体の雰囲気が下がり気味。
ボーカルはそれをどうにかしようと「テンション上がって来た!!!」と自分に言い聞かせようとしてる感じでした。
ちょっとバラバラ感が否めなかった。


2組目は記憶に無い。
特に引っかかる部分も無かった。


ラスト、加藤義明。
見事でした。
ちょっとラリってる感じはありましたが、久しぶりに「プロの趣味」って言うのを見ました。
楽器の事は全く分かりませんが、ハウルに聞いたら「凄く巧い」とのこと。
私はサポートの鍵盤の音に感動でした。
私が今まで見た鍵盤バンドは、最近ではフジファブリック竹内電気くらいですが、その2バンドとも鍵盤はあるんだけども、音を鳴らした「瞬間」しか音が鳴らないんですが、このサポートの鍵盤の人は完全に空間に音が残るんです。そんな鍵盤聴いた事がなかったので鳥肌が立ちました。
しかも半分デタラメ、というか適当っぽい弾き方だったのにも拘らず、です。

この鍵盤を聴けただけでもかなり有意義なライブでした。

そう、この日のライブハウスの空気感は少し80年代チックでした。
大人(しかも酔っ払い)が音楽を聴きに来る場という雰囲気がたまりませんでした。
と、思うと私はちょっと場違いだったかもしれません。
でも、この日のライブは本当に見てよかったと思いました。