サタデーイブニングポスト

サタデーイブニングポストというバンドのイッツオールトゥルーというCDを聴いた。
1曲目、不思議な異空間がいきなり目の前に現れる。ふわふわした現実感とでも言うんだろうか、歌詞に入っている「ファミコン」という言葉が懐かしさをくすぐる。小さい頃にテレビで見た「みんなのうた」を思い出させた。
いろいろな音が少しずつかわいらしく折り重なっている。でも元の部分は結構シンプルだったりする。2曲目の歌い方、東京NO1ソウルセットが入ってるかも。
美味しいなぁ。このCDにはケーキと紅茶が合う。
ギターの音が初夏の日差しみたいに差し込んでくる。
ただちょっと実験的な要素が多いかも。「いろいろ」をかなりしている。だから一人でしっかり聴こうとすると疲れが出てくるかも。実際私は疲れてしまった。
でも部屋を掃除しながらとか本読みながらとか「ながら聴き」にはハマる。生活の一部分を飾る音楽として聴くと、とてもキラキラした一日が過ごせそうだなぁ。と。
しかし何回も聴いていたら覚醒してきた。通してというよりは「あの1曲をもう一度」。何だかっぱえびせんみたいになってしまう。気づくと「あ、3曲目が聴きたい」と思えてくる。これは何故だ。わからない。わからないってことは私がまだまだだからだろうな。
この音源はやたらとLとRを組み替えて耳を刺激してくる。確信犯だな。