灰皿に落ちる

灰皿というバンドの炎寂というCDを聴いた。
鍵盤+ギター+ドラム
ジャズなのかなんなのかよくわからない。分かる人に聞いたらフリージャズらしい。今流行りのポストロックの部類にも入るような気もするし、鍵盤がエレクトロニカに持っていこうともする。でも底辺に見えるのはジャズなんだろうか、聴きやすくなっている。
これに楽譜があるんだろうか。曲によっては鍵盤がハチャメチャ過ぎる。なのに合わせるところはびしっと合わせてくる。
ドラムが激しい。なんつー節操のない叩き方だろう。いや、節操はあるんだけど、全く容赦しない。
それに噛み付かんばかりの鍵盤とギターがおもしろい。
でも全然喧嘩しない。うまく混ざって、でも融けないで、塊として音が残るんだ。でもその塊を私はつかむことが出来ない。悔しい。まだまだ修行が足りないぜ、私。

なんか今ふと「このバンド演奏中に地震が起きても平然と曲をやり続けるだろうな」と思った。集中力が凝縮されていて、地震あっても気づかなさそうだなって。多分このバンドを見てる側も地震を無視するだろうな。このバンドは全てをもって行きかねない。
一体どういう状態で演奏が行われてるんだろう。このバンド一回生で見たいな。かなり面白そう。